痛くない親知らずは抜かなくてよい?注意点や抜歯の必要性について
みなさん、こんにちは。
JR蒲田駅から徒歩3分の歯医者「あさひろ歯科クリニック」です。
親知らずというと、「痛い」「抜かないといけない」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
抜歯のために歯科医院へ行くのが嫌でためらってしまうという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、親知らずの中には痛みを感じないケースもあり、中には抜歯が必要ないこともあります。
そこで今回は、親知らずが生えてきた場合の注意点や抜歯の必要性についてご紹介します。
親知らずとは?
親知らずは前歯から数えて8番目、一番奥に生える永久歯です。第三大臼歯とも呼ばれ、永久歯の中で最後に発育します。
一般的に、永久歯は12歳ごろまでに生え揃いますが、親知らずは10代後半~20代前半に生えることが多いです。
一番最後に生えてくるため、歯のスペースが足りない場合は横向きや斜めになった状態で生えてきたり、歯ぐきに半分埋もれたままになったりすることもあります。
親知らずにトラブルが多い理由は?
親知らずが横向きや斜めに生えていると、ブラッシングが行き届かずに汚れが溜まって、むし歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなります。
隣の歯に炎症が広がることもあるので注意が必要です。
また、上下のどちらかのみに親知らずが生えていると、かみ合わせが上手に合わない、というトラブルが起こる可能性もあります。
抜かなくてもよいケースの親知らず
トラブルを起こしやすい親知らずですが、以下のような場合は基本的に抜かなくても問題はないとされています。
・まっすぐ生えている
・上下の歯がしっかり噛み合っている
・正しくブラッシングできて、むし歯や歯周病が発生していない
・完全に骨の中に埋まっていて、問題が起こる可能性が低い
・ほかの歯が悪くなった場合の移植歯になる
抜いた方がよいケースの親知らず
以下のような親知らずは、早めに治療や抜歯をした方がよいとされています。
・親知らずが横向きに生えているため、隣の歯が押されて弱っている
・むし歯や歯周病などのトラブルが起こっている、さらに隣の歯にも炎症が広がっている
・かみ合わせのバランスが悪い
・歯並びに影響を与えている
ほかにも、女性の場合は妊娠によって親知らずがトラブルを起こしやすくなるため、妊娠前に抜歯をした方がよいでしょう。
親知らずの治療は口腔外科へご相談を
親知らずの中には無理に抜かなくても問題ないケースもあります。
しかし、そのときは気にならなくても、年齢や生活習慣の変化などによりトラブルが生じる可能性はゼロではありません。
親知らずが不安な方は、抜歯の治療が受けられる口腔外科へ相談しましょう。
当院では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、口腔外科として親知らずの抜歯などにも対応しています。
患者様に合わせた治療を提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
最近の投稿
- 乳歯のむし歯を放置しないで~永久歯に与える影響とは~
- つらい肩こりは歯ぎしりが原因!?~ボトックス治療という選択肢~
- 入れ歯は必要?入れ歯の必要性とほかの義歯との違いとは
- 痛くない親知らずは抜かなくてよい?注意点や抜歯の必要性について
- レーザーでむし歯になりにくい歯へ!お口の健康のためにできること